2009年2月25日水曜日

小学校の帰り道、2時間かけて帰った。

生まれ育ったのは田園地帯。
小学校が遠かった。

家から4キロぐらいはあった。
朝は7時すぎに町内で集まって、
1年から6年まで全員で集団登校する。

道草をしないから、朝は
1時間ぐらいで学校に着く。

雪の日は最悪。
道がなくて、除雪車も通っておらず、
腰の辺りまで埋まってしまう雪の中、
道を作りながら行くこともあった。
1時間ぐらい遅れてやっと学校に着くこともあった。
替えの靴下は必携。

帰りは雪の日も、暖かい季節も、
毎日遊びながら帰るから、
2時間ぐらいかかってしまうことも多かった。

深雪へのダイブ、蓮華草のネックレス、
笛になる葉っぱ、お辞儀する草、甘い蜜のある花、
へびとかかえるとか小動物と戯れたり、
川の中をざぶざぶ歩いたりして帰る。

友達と一緒だったり、ひとりだったり、
遊びに夢中だったり、
稲刈りしたあとの田んぼに仰向けに寝転んで、
ひとりで考え事をしたりしていた。

田舎のコミュニティの息苦しさの中から、
出られない子供時代。
本当はたくさんの自由を持ってたことに気づく。

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