2009年9月17日木曜日

いつかは還るところ



ちいさな港町。

昨年帰省したときに撮影したもの。

早朝みたいにも見える。でも、

日がすっかり暮れたところ、

ほんの少しの光が地球の裏から届くだけ。

これから灯台だけが頼りの漆黒に向かう。

波の音と自分の呼吸、

それから時々響くのは、

時々通る自動車のエンジン音。

夢を見て、朝日がまた、

この世界を照らすのに、

夜の海は

どうしてこんなに…

どうしてこんなに…

と思いながら歩く。



0 件のコメント: