2009年9月8日火曜日

20年物の洗濯機よ、さらば。

スキを見て、洗濯機を買いに行く。

今使っているもの、本当に長く使った!
就職した時に、母が上京して買ってくれたものなので、
信じられないが20年以上。

当時、意外に奮発していいものを買ったのだ。
当時5万円ぐらいはしたはず。
そこまで長く使うと、母との思い出の品になっていて、
ちょっと手放すのは淋しい。
しかし、さすがに機能的にもつらいので思い切る。

こうして、人との記憶が伴った物は、
ひとつまたひとつと自分の元を離れていく。


しかし、18歳で上京した時に、
やはり母と選んだ、赤のボウルと白のザルは、
なんだか形見(母はまだ存命だけど)のようになっていて、
処分できない。

これを見ると、
大学に入って、初めて離ればなれになった
時のことを思い出す。
(やかんや鍋やお皿はもうないのに、
なぜかこれだけは手元にあるのだ)


母は入学式や上京の手伝いのために、
上京してくれていて、
このボウルとザルはその時に買ったもの。
買った店も、どんな会話をしたかも、
覚えている。

それから母が、
田舎に帰って行くのを見送った日のことも。
淋しそうな目を、背中を、くっきりと
今も思い出すことができる。


そして、今、
同じぐらいの値段で、
7キロ洗える、乾燥機能もついたものが買えた。
ものすごい進化ぶりに驚く!
もう一生使うぐらいの気持ちで、
大切に使うつもり。。。だけど、
こういう人ばかりだと、景気は回復しないよね。

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