スキを見て、洗濯機を買いに行く。
今使っているもの、本当に長く使った!
就職した時に、母が上京して買ってくれたものなので、
信じられないが20年以上。
当時、意外に奮発していいものを買ったのだ。
当時5万円ぐらいはしたはず。
そこまで長く使うと、母との思い出の品になっていて、
ちょっと手放すのは淋しい。
しかし、さすがに機能的にもつらいので思い切る。
こうして、人との記憶が伴った物は、
ひとつまたひとつと自分の元を離れていく。
しかし、18歳で上京した時に、
やはり母と選んだ、赤のボウルと白のザルは、
なんだか形見(母はまだ存命だけど)のようになっていて、
処分できない。
これを見ると、
大学に入って、初めて離ればなれになった
時のことを思い出す。
(やかんや鍋やお皿はもうないのに、
なぜかこれだけは手元にあるのだ)
母は入学式や上京の手伝いのために、
上京してくれていて、
このボウルとザルはその時に買ったもの。
買った店も、どんな会話をしたかも、
覚えている。
それから母が、
田舎に帰って行くのを見送った日のことも。
淋しそうな目を、背中を、くっきりと
今も思い出すことができる。
そして、今、
同じぐらいの値段で、
7キロ洗える、乾燥機能もついたものが買えた。
ものすごい進化ぶりに驚く!
もう一生使うぐらいの気持ちで、
大切に使うつもり。。。だけど、
こういう人ばかりだと、景気は回復しないよね。
0 件のコメント:
コメントを投稿