2009年3月14日土曜日

終わりと始まり

英語のレッスンのあとカウンセリング。
そのあと中野の小劇場まで芝居を見に行く。
という多忙な日。

「悲惨な戦争」というタイトルなんだけど、
かなりコミカルな場面も多くて救われた。
正直、芝居を見ているような状況でもないんだよな…
と思っていたのも事実。でも、観に行ったけど。

オープニングとエンディングで描かれる、
白で表現された死のイメージは、
映像的で、悲しく、美しかった。
プロジェクターを使ったユニークな演出。

そこにあった答えは、
みんな死んじゃうんだよね、ということ。
本当にいずれみんな死んじゃうのだ。
明日かもしれない、というのも事実。
目をそらしているだけ。


話は変わるけど、
幕が開く前の心の状態が好きだ。

コンサート、演劇、何でも
客席に座ってこれからはじまるとき。

映画館に座ってコマーシャルが流れ始めて、
今か今かとはじまりを期待する時間、

旅に向かう前、空港にいて向かう場所を想像する時間、
新しい仕事を立ち上げ始める、熱い気持ちに支配されている時、
新しく人と出会う場所へ向かうとき、
誰かの前で何かを決意して語り始める前、

その希望と、結局は生は死への旅だということの
双方に目を向けていようといつも考えている。

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