食べることが好きな友達

昨夜、友人と深夜まで話した。

誰かと知り合って、仲良くなっていく過程で、
少しずつ本当の気持ちを打ち明けていく。

私は食通の友達に、
食べることを愛していて、大切にしている友達に、
自分がさほど味にこだわらず（というか分からず）、
一人の時は食事をないがしろにしがちだということが、
しばらく言えなかった。

好きな食べ物はもちろんあるし、
人と美味しいものを食べるのは好きだけれど、
お金をかけて極上のものを食したい欲がない。

食にこだわるとすれば、
むしろ、丈夫な体をつくるためのものとして、
栄養価やからだにいいかどうかの方を重視する。

でも、心を許していくうちに、
本当の気持ちをじわじわ表現していった。

今も、バッグやファッションや旅行の方に、
お金をかけたい気持ちは変わらないけれど、
自分も食べることの楽しさを
少しずつ受け入れていく。

全くグルメではない自分だけど、
食通の友達は、私が知らなかったことを、
たくさん教えてくれたし、
新しいページが開かれたと思う。

味覚にも敏感ではないし、
今も太ることへの恐れが大きくて、
食事＝太るという意識から抜けられない自分は、
「食べることが好き！」とは
言いきることができない。

自分のペースで変わっていければいいな、と思う。