2009年4月23日木曜日

古典読書「魔の山」

お風呂で最近読んでいるのは、
トーマスマンの「魔の山」。(岩波文庫版)
いま上巻の3分の2を超えたくらい。
かなり暗い。

風呂が最も集中して、
どっぷり本に浸れるので敢えて、
ここに古典読書を入れているのだ。

ドストエフスキーを読んでいて、
そのあとに移行したので、
ついロシアが舞台かと思い込んでしまうが、
(テーマも内省的でロシア文学のようなのだ)
ドイツ文学なのだった。

環境により精神が蝕まれていくこと、
精神的なものがからだを蝕んでいくこと、
またその中に浸かっていくことの快楽と危険性。
そんなことを考えていた。

ハンスとセテムブリーニ氏が真剣に、
時間についての議論など始めて、
やっと物語りに動きが出てきたし、
面白い展開になってきている。

正直、上巻の半分ぐらいまでは、
かなり退屈でなかなか先に進まなかったのだ。

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