2009年1月16日金曜日

父の71回目の誕生日。

先日すでに、電話でおめでとうを言った。
少しだけ、まじめな語り。整理されていなくてごめんなさい。

昔は、父に対して、いろんな思いがあった。
正直に言うと父の仕事のことも好きになれず、
物の考え方もうまく伝え合うことができなかった。
母と話すようには、意思の疎通ができなかった。

今は、大きな期待をやめて、
年の離れた男友達のような感覚で、
つきあうようになったので、少し仲良くなれた。
帰省したときは、ふたりでデート(といっても食事だけど)する。
いま、どんなことをやっていて、どんな悩みがあるのか、
友達同士みたいに話すようになった。

年齢を重ねていくと、人間関係というのは、
友人とか恋人とか仕事関係とか同級生とか、
どこに住んでいるとか、男とか女とか、
親とか子供とか、ほんとうにすべてが同じだと思えてくる。
心の中に生きている人と、コンタクトを取って、
会ったり、話したり、その人のために何かしてあげたりする。
そういうシンプルな形に一本化していくと思う。
セックスだのプレゼントだのはオプションのようなものだ。


お祝いに、何か欲しいものはない?と聞いたけれど、
いつも特にいらないという。
たまに電話してくれればいい、
たまに帰ってくればそれだけでいいという。

プレゼントやおいしい物を贈ることも無駄ではないし、
嬉しくないわけじゃないと思う。

ただ、年齢を重ねて、しみじみ思うのは、
誰かのために時間を割く・使うことがいちばんの、
ギフトだと感じるようになった。

父も、母も、
私に対して(働いていた時間も含めて)
本当に、たくさんの時間を割いてくれたんだなあ‥
と改めて感謝。

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