2010年4月29日木曜日

少し細長い形をしている。

今、住んでいる場所。

その両端には窓。

リビングに面した窓は、新宿の景色が見える。
もう一方、仕事場の窓からは、西の方、
天気が良ければ富士山が見える。


昼間、少し仕事をしてしまったけれど、
(急ぎの仕事のコピーの修正対応)
夜は早めに入浴して、
ワインとつまみとで音楽を流してゆっくり飲む。
さっきまでPCも遮断していたんだけど、
なぜかこれを書いている。。。

今日買ってきた本が傍にある。
柴田元幸の「ケンブリッジサーカス」
笑っちゃうぐらい軽いところもあるのに、
時々ほろりと、どこか深くて、
彼のエッセイはとても好きだ。

そう、それから今日は、
歌も歌った。

もう壁が薄くないから、
結構な夜更けに歌っても大丈夫。

10代の頃は歌をたくさん歌っていた気がする。
田舎すぎて、人がいないので、
夜更けに外に出て歌うこともあった。

湿った夜の空気の中で夜空を見上げたり、
海まで出かけて(ほんの5分だから)、
考え事をしたり、歌を歌った。

あの、若い頃特有の、
淋しさや苦しさからは解放されて、
こうして今、ここで思い出している。

学校の中でも、家の中でも、
勉強でもお金でも家の状況でも人間関係でも
なんだって一大事で、
悩んで考えてばかりだった。

どこに行って何をすればいいのかも
分からなかった。

あの頃が、今につながっていることが
分かればもっと安心できたのかな?
そうはいっても10代の頃のことは、
もう、箱詰めしてしまってあるけれど
最も大切なもののひとつだ。

いま、とりあえず、
ひとつの場所にたどりつき、
また、新しい場所に向かおうとしている。
かっこよく、のんびりと、
中年から老年に向かっていくのだ。

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