2010年11月28日日曜日

『嵐が丘』再読中

鴻巣友季子訳。

レポートのために再読していたのだけど、
読めば読むほど、ぶきみで怖い小説。

しかし語りの形式や
対比が秀逸で、映像的。
演出テクニックがすごい!

細部にも工夫が行き届いていて、
時には形からはみだしていて、
読めば読むほどに味がある。

ラストシーンの美しさと静けさは、
日本の無常観にも通じるところがあって、
私はもっとも好きな場面である。

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