2011年8月21日日曜日

★ソウル経由カンボジア行き(0)行きの空港で考えたこと


8月8日。
羽田から出発。
写真は空港のなか。

海外に行くことが惰性になっていないか?
と思いながら計画して、

でも出かける時になると、
どうしようもない不安や心許なさに襲われる。
どんな経験をするか全く予想がつかず、
頼れる人もいない場所で、
何かあったらどうするのか?
そしていつも感じる最大の不安。
生きて帰れるのだろうか?

いつも、肉親や友人に宛てた
遺書らしきものを机上に置いて出かける。

しかし日常から外に出ることによって感じる世界、

例えば、
食べ物が変わる多少の不健康、
見知らぬ顔ぶれと初めて歩く場所、
常識の範疇にない時間、
理解しにくい人との交流、
そういうものが、

自分を多少位相の違う場所へと運んでゆく。
別の世界や精神的なものとつながるような
不思議な感覚を味わったりする。
内面にある自分の中の意識の広がりがより
深くまで感じることができる。


これは1冊の本にどっぷり浸かることに似ているけれど、
本とは全く違っているのは、不安も含めて
実感を伴って体験できることだ。


この場所をくぐり抜けると、また一段階
現実でのできごとやストレスに対してタフになれる。

「徹底的に体験せよ」と、
「本を読むだけでは賢くなれない」と、
(「超訳 ニーチェの言葉」より)
今回旅にも持参したニーチェも言っている。

そういうことを考えて、
また空港独特の雰囲気にも浸りつつ、
旅のはじまりは、軽く興奮状態になっている。

と、旅行記を書くつもりが、
今日はここまで。
ソウル経由カンボジア行き、続きます。

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