
31日午後観劇。Bキャスト。
友人の宮地成子が出演している。
地元の友人たちと行く。
たまにはまじめに感想を書いてみよう。(ネタバレほとんどなしで)
強風のため遅刻。ほとんど予備知識もなく、
最初は設定がうまく理解できず…
ただただ、長台詞のバトルに外からノックされる感じで、
ゆるゆると物語の中に入ってゆく。
後半はすっかり女の妄想の世界にのめり込んでしまった。
3人の俳優それぞれ、独特の存在感があった。
生きるというのは、妄想も含めて現実であって、
その延長に明日の現実は作られていく。
なぜなら、行動を起こすときには、
これは妄想だとかこれは現実だとかはっきりとは区別していないからだ。
そこに喜びも、悲劇も起こるのだろう。
気高さを極めようとしても、下世話な部分をすべて肯定しようが、
揺るぎない信仰を持っていようと、
人は何かに縛られながら逃れようとして、
結局は同じような場所にいきつくのだろう。
それは、救いでもあると思う。
キリスト教信仰が浸透した、ヨーロッパならでは。
見るのにもパワーを使うずっしり重い台本だった。
びんを使って何かを捨てていく?演出も面白かった。
やはり劇場に足を運ぶのはいいな、と改めて思った。
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