8月8日。
羽田から出発。
写真は空港のなか。
海外に行くことが惰性になっていないか?
と思いながら計画して、
でも出かける時になると、
どうしようもない不安や心許なさに襲われる。
どんな経験をするか全く予想がつかず、
頼れる人もいない場所で、
何かあったらどうするのか?
そしていつも感じる最大の不安。
生きて帰れるのだろうか?
いつも、肉親や友人に宛てた
遺書らしきものを机上に置いて出かける。
しかし日常から外に出ることによって感じる世界、
例えば、
食べ物が変わる多少の不健康、
見知らぬ顔ぶれと初めて歩く場所、
常識の範疇にない時間、
理解しにくい人との交流、
そういうものが、
自分を多少位相の違う場所へと運んでゆく。
別の世界や精神的なものとつながるような
不思議な感覚を味わったりする。
内面にある自分の中の意識の広がりがより
深くまで感じることができる。
これは1冊の本にどっぷり浸かることに似ているけれど、
本とは全く違っているのは、不安も含めて
実感を伴って体験できることだ。
この場所をくぐり抜けると、また一段階
現実でのできごとやストレスに対してタフになれる。
「徹底的に体験せよ」と、
「本を読むだけでは賢くなれない」と、
(「超訳 ニーチェの言葉」より)
今回旅にも持参したニーチェも言っている。
そういうことを考えて、
また空港独特の雰囲気にも浸りつつ、
旅のはじまりは、軽く興奮状態になっている。
と、旅行記を書くつもりが、
今日はここまで。
ソウル経由カンボジア行き、続きます。
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