延期になる仕事もあるし、
生活の中でもタフなことは多い。
でも気持ちを立て直して、
またここから再スタートしなくちゃ!
久々に「気狂いピエロ」のDVDをちょっと見た。
根源的にある、人のわかり合えない淋しさを、
こんなに残酷に描いていたなんて…
登場人物は狂気に取り付かれ、
起こる事件は過激、
逃れられない一時的な逃避行、
不安定な精神と裏切りと嘘、演技。
しかし、平穏に見える普通の身近な人生も、
実はこんな風に綱渡りしながら、
時には深い人の孤独を
残酷に突きつけられながら
綱渡りしているんじゃないか。
そういうことを考えながら見たりする。
ちなみに「気狂いピエロ」は、
マイベスト映画トップ10に入る作品で、
(たぶんプロフィールにも入れているけれど)
何度見ても何かを心の中に残してくれる。
たいていひりひりするような、
人の闇の深さをさらに掘り返される。
揺さぶられ、どんどん苦しくなるのに、
美しいものをそこに感じる。
とにかく、ひとことでは表現できない
不思議な映画である。
映画の、手法の点や映像効果なんかのことを
専門的に勉強していないから、
偉そうなビジュアル論なんて語らないけど、
絵はいつも、とてつもなく痛くて寂しくて美しい。

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